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鉄分入り牛乳は1歳から飲める?フォローアップミルクとの違いを徹底比較!

1歳から鉄分入り牛乳って飲める?
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リケジョママ
リケジョママ

鉄分入りの牛乳って1歳から与えていいんだろうか?

鉄分不足が気になる息子に「鉄分入り牛乳」を与えるか、「フォローアップミルク」の方が良いのか非常に悩みました。

そこで、販売元の雪印メグミルク株式会社さんに問い合わせた結果に加え、「鉄分入り牛乳」と「フォローアップミルク」との違いを比較して検討していきます。

この記事の要約
☑︎鉄分入り牛乳は1歳から飲める
☑︎フォローアップミルクの代替にはならない
☑︎鉄分不足だけが気になる人は鉄分入り牛乳がオススメ
☑︎栄養を満遍なく補いたい人はフォローアップミルクがオススメ
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販売元に問い合わせた結果

「すっきりCa鉄」を販売している雪印メグミルク株式会社さんに問い合わせてみた結果、鉄分入り牛乳は「1歳から飲める」とのこと。

以下、実際に問い合わせた質問の内容と、雪印メグミルク株式会社さんからの回答です。

Q
1歳を過ぎたら、普通の牛乳と同様に飲ませても大丈夫ですか?
A

「すっきりCa鉄」は1歳からであれば、与えていただいて構いませんが、
本製品はカルシウムや鉄をなどの成分を強化していますので、
まずは普通の牛乳で牛乳の味に慣れていただいてから、お与えいただいたほうが良いかと思います。

Q
フォローアップミルクの代替になりますか
A

フォローアップミルクに比べると強化されている栄養成分の種類や含量が異なるため、
誠に恐れ入りますが、本製品はフォローアップミルクの代替にはならないと考えます。
しっかりお子様に栄養を与えたいという事であれば、やはりフォローアップミルクをお勧めいたします。

ママ友
ママ友

1歳から飲めるけど、
フォローアップミルクの代替にはならないんだね。

リケジョママ
リケジョママ

そうだね。
具体的に、フォローアップミルクと何が違うのか検討してみよう!

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フォローアップミルクとの違いは?

配合成分の比較

代表的な鉄分入り牛乳「カルシウムと鉄分の多いミルク 」「すっきりCa鉄」とフォローアップミルクの「チルミル」の3商品について、配合成分の比較を行います。

1日100mg摂取した時の充足率(%)
商品名鉄分カルシウムビタミンD葉酸ビタミンB12
2.3mg
(51%)
249mg
(55%)
1.8μg
(50%)
40.5μg
(45%)
0.8μg
(83%)
1.7mg
(37%)
170mg
(34%)
1.4μg
(39%)
60μg
(74%)
0.6μg
(40%)
1.2mg
(35%)
100mg
(29%)
0.7μg
(24%)
18.2μg
(15%)
0.2μg
(16%)
鉄分入り牛乳・フォローアップミルクの栄養配合量と充足率

鉄分入り牛乳は鉄分以外にも「カルシウム」「ビタミンD」「葉酸」「ビタミンB12」の合計5つの栄養成分が強化されています。

いずれの成分もフォローアップミルクよりも濃い濃度で強化されていることが分かりました!

その他の栄養成分の比較

では、フォローアップミルクよりも鉄分入り牛乳の方が優れているのか、というとそういうことではありません。

フォローアップミルクの最大の特徴は、鉄分入り牛乳では強化されていない1歳児に必要な栄養成分が満遍なく含有されていることです。

フォローアップミルクの成分はメーカーごとに微妙に異なりますが、例えばチルミルの場合、鉄分入り牛乳では強化されていない成分だけでこれだけの量になります。

鉄分入り牛乳では強化されていない成分

ビフィズス菌(B. breve M-16V, B. longum BB536):10億個、ビタミンB6:0.75mg、カリウム:720mg、ビタミンC:60mg、ビタミンE:5.4mg、マグネシウム:90mg、ビタミンA:500μg、ビタミンK:27μg、リン:380mg、ビタミンB1:0.7mg、ナイアシン:6.2mg、ビタミンB2:0.8mg、パントテン酸:5.0mg、ラクトフェリン:55mg、スフィンゴミエリン:46mg、ヌクレオチド:6 mg、リノール酸:2.5g、ラクチュロース:400mg、塩素:540mg、α-リノレン酸:0.4gラフィノース:300mg、ドコサヘキサエン酸(DHA):75mg、ガラクトオリゴ糖:300mg、灰分:4.0 g、リン脂質:300mg、β-カロテン:42μg

中でも、牛乳にはほとんど含まれていない「DHA」や「ビタミンC」も補うことができるのが最大のメリットと言えそうです。

ということで、「満遍なく不足しがちな栄養分を補いたい!」という方にはフォローアップミルクの方がオススメです。

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安い・楽なのは鉄分入り牛乳

一方、鉄分入り牛乳のメリットは、安価で、すぐに飲める点です。

フォローアップミルクはいちいち調乳しなくてはいけませんが、鉄分入り牛乳であればすぐに飲ませることができます。

また、価格も1Lあたり175~185円程度(近所のスーパー調べ)で入手できますが、フォローアップミルクだと1缶1500円程度(1Lあたり270円程度)しますよね。

1歳の栄養不足で最も気になる「鉄分」はしっかり補うことができるので、鉄分不足だけが気になる!という方には鉄分入り牛乳がオススメです!

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まとめ

鉄分入りの牛乳は1歳から与えることが可能です。

鉄分入り牛乳、フォローアップミルクのそれぞれのメリット・デメリットは以下の通り。

鉄分入り牛乳のメリット・デメリット
【メリット】
☑︎鉄分の含有量はフォローアップミルクより多い
☑︎安い
☑︎スーパーで手軽に入手できる
☑︎すぐに飲ませることができる
【デメリット】
☑︎強化されている栄養成分の種類が少ない
フォローアップミルクのメリット・デメリット
【メリット】
☑︎1歳児に必要な栄養成分を満遍なく摂取できる
【デメリット】
☑︎価格が高い
☑︎スーパーでは買えないことが多い
☑︎調乳が必要

以上の比較をした結果、私自身は1歳の頃から鉄分入り牛乳を飲ませています。

鉄分は大人の女性も不足しがちな栄養成分。自分も同じ鉄分入り牛乳を飲んで、鉄分を補えるのも嬉しいポイントです。

しかし、フォローアップミルクほど満遍なく栄養成分が入っているわけではないので、色んな栄養を補いたい!という方はフォローアップミルクを選択するのが良いと思います。

以上の比較が、みなさんの参考になれば嬉しいです♪

参考資料

(1)日本人の食事摂取基準(2020年度版)

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リケジョママ

2歳の息子と3ヶ月の娘の母。
難関国立大学出身のリケジョ。
現在気になっていることは赤ちゃん〜幼児期の鉄分不足。
子どもも親も生き生きと。ウェルビーイングを追求したい。
広く浅く色んなことに挑戦するのが好き。
☑︎ヨガインストラクター
☑︎Webライター
☑︎ほんやく検定4級

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