ブックレビュー

「日本人のための議論と対話の教科書」を政治ど素人が読んでみた【要約・まとめ】

「日本人のための議論と対話の教科書」ブックレビュー表紙
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リケジョママ
リケジョママ

今まで政治に全く興味のなかった私。

しかし、子育てを初めて少し意識に変化が・・・。

児童手当や幼児教育・保育の無償化など、子育てには多くの政策=政治が関わっているではないかーーー!!

ということで、政治に関わる1冊「日本人のための議論と対話の教科書」を読んでみました。

コロナが流行し始めた時、「PCR検査を増やさない政府はバーカ!」といった政府批判をtwitterでよく見ましたよね。

  • こういった罵り合いがいかに無意味か?
  • twitterのインパクトある意見に流されない世の中の見方とは?

本書は、これらの疑問に答えてくれる一冊です。

政治・社会の構造がわからなすぎると、子育てで損をしがちです。

本書を読めば、「左派」「右派」もわからない政治ど素人でも、ザックリと政治・社会の構造・無視して良い意見と参考にしたい意見がわかるようになります。

本書をオススメしたい人
  • 「左派」「右派」もよくわからない。
  • 子育てをはじめて、行政のやることに興味を持った。
  • 子育てに関する政策で不満がある。
  • もっと子育てしやすい日本になって欲しい。
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子育てで初めて政治と関わる悩み

自慢ではないですが、私は子育てを始めるまで選挙に行ったことがありませんでした。

それだけ、政治に興味がなかったですし、自分の生活にはほぼ関係しないと思っていました。(今思うとお恥ずかしい・・・)

しかし、妊娠をしてから徐々に意識が変わってきました。

  • 妊婦への医療費助成
  • 子どもの遊びの場の提供
  • 子どもの医療費助成
  • 児童手当

など、行政から様々なサポートを受けられることを知ったのがきっかけです。

実際に、お金を助成してもらったり、子どもと行政が運営する遊び場を利用したりすると、行政のありがたみがわかりますね。

しかし、twitterを見ていると、子育てに関する政策を批判する声も・・・。

政治のことを全く知らなかった私は、これらのツイートをみて「ひどい・・・」と憤ることはできても、「では、どうしたら良いのか?」は全くわかりませんでした。

それに答えてくれるのが、本書です。

「〝議論という名の罵り合い〟があふれるだけで、山積する問題は全然解決しないこの世の中で、双方がなぜそういう物言いをするかをくみ取って、ちゃんと問題解決に向かうためにはどうすればいいのか? という本を書いてください」  これが、今回この本を書くきっかけになった、編集者からの依頼でした。

日本人のための議論と対話の教科書
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一方的な政府批判から問題解決へ

ママ友
ママ友

子育てに関する政策で不満があるけど、私にできることって・・・?

せっかく政治に興味を持ったのであれば、問題解決に繋がる関わり方をしていきたいですよね。

しかし、政府の批判をして「これだから日本は終わってる」というツイートをしても何も生まれません。

筆者も本書の中で、下記のように言っています。

日本のSNSでは、「『日本なんてもうダメだ!』という理由を、いかに賢そうに述べられるか戦争」のようなものが開催中です。しかしそういう戦争に参加して「いいね!」をたくさん貰っても、それによって何か未来が開けてくるわけではありません。

日本人のための議論と対話の教科書

そこで筆者が提案するのが“メタ正義感覚”です。

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政治への”効果的な”関わり方はメタ正義

メタ正義感覚という言葉は本書で初めて聞きましたが、

簡単に言えば、「異なる意見を持つ相手のことを尊重すること」と言えそうです。

メタ正義の成功体験として、筆者がコンサルタントとして関わった、社員の平均年収が150万円もアップした会社の事例が紹介されています。

リケジョママ
リケジョママ

150万年の年収アップはすごい!!しかも平均で・・・!

こうした事例をもとに、政治に関しても「立場を超えた具体的な対話」を行うことで、問題解決に向かうのでは、とのことです。

本書を”今”読むべき理由

政府がやっているのは子育て支援だけではありませんよね。

政治初心者が、子育てで初めて政治に興味を持った時に問題になるのが、この点だと個人的には思います。

子育て以外の議論ばかりで、結局何がなんやらわからない・・・なんてことも。

しかし、今は新型コロナウイルスという誰もが知っている共通の問題があります。

本書でも、「いかに罵り合いが無駄か?」もしくは「メタ正義感覚を持つとこんな風に解決する」という具体例に新型コロナウイルス問題が取り上げられています。

コロナであればイメージもつきやすいので、「右派」や「左派」もわからなかった私でも、

  • 世の中にどんな意見があるのか
  • それが「右」なのか、「左」なのか
  • どんな意見は放っておいて良いのか
  • どんな意見には耳を傾けるべきなのか

がある程度わかるようになりました。

誰もが知っている共通の問題がある今だからこそ、政治をざっくり理解するのにベストタイミングです!

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本書の概要

著者名:倉本 圭造
出版社:ワニブックス
ページ数:224ページ
発売日:2022年2月9日

著者の倉本圭造氏は、大手コンサルティング会社を経て、ブラック企業、宗教団体、ホストクラブなどさまざまな現場でフィールドワークを経験した異色のコンサルタント。

ご本人のTwitterによると、日本らしさを活かす一貫した新しい戦略の探究を追求する経済思想家・経営コンサルタントをされているそうです。

まとめ:批判は意味ないよ!

ということで、「日本人のための議論と対話の教科書」のブックレビューをさせて頂きました。

Twitterで見る「これだから日本は終わってる」というツイートはインパクトもあって、見ると政府に憤ったりしますが、本書を読んで思ったのは「このツイート意味ないなぁ」ということ。

今後は、エンタメ感覚でこのようなツイートを拝見させて頂こうと思います。

政治のことをザックリ理解するのにオススメの本ですが、「メタ正義感覚」というのは、仕事でも、夫婦喧嘩の時にも役に立ちそうな感覚なので、その点でも一読の価値ありですよ!

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リケジョママ

2歳の息子と3ヶ月の娘の母。
難関国立大学出身のリケジョ。
現在気になっていることは赤ちゃん〜幼児期の鉄分不足。
子どもも親も生き生きと。ウェルビーイングを追求したい。
広く浅く色んなことに挑戦するのが好き。
☑︎ヨガインストラクター
☑︎Webライター
☑︎ほんやく検定4級

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