こんにちは。リケジョママです。
以前書いた通り、私は難関大学を卒業後、業界1位の大企業に入社しましたが、わずか3年半で辞めました。
今現在、やりたいことが出来ていて、退職したことに後悔はありませんが、学歴・経歴・収入面から考えると「もったいない〜〜〜!!!」と言われることもしばしば。
就職までは、順風満帆、いわゆる優等生?だった私が、仕事で挫折した理由。
それが、「マインドセット:「やればできる!」の研究」を読んで明確になった気がしたので、まとめます。
また、息子が自分と同じ失敗をしないようにするにはどうしたら良いのか、考察します。
挫折の原因は、硬直マインドセット
この本では、「しなやかマインドセット」と「硬直マインドセット」の2つがある、と語られています。
自分の能力は石板に刻まれたように固定的で変わらないと信じている人ー「硬直マインドセット=fixed mindset」の人ーは、自分の能力を繰り返し証明せずにはいられない。
マインドセット:「やればできる!」の研究 p.13
(中略)
しなやかな心の持ち方、「しなやかマインドセット=growth mindset」(略)の根底にあるのは、人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができるという信念だ。
- 硬直マインドセットの特徴
- ☑︎「人の能力は変わらない」と信じている
☑︎しくじってはならないという切迫感がある
☑︎成功すると優越感に浸る
- しなやかマインドセットの特徴
- ☑︎「やればできる」と信じている
☑︎上手くいかない時こそ頑張れる
私の場合、大学の頃から「硬直マインドセット」に支配され、結果、仕事で挫折することになったのかなぁ、と考察しました。
硬直マインドセットで挫折する理由
1、ストレスが溜まりやすい
硬直マインドセットの人は、「現在の評価で今後も決まる」と思っています。
なので、他人の評価が恐ろしく気になるのです。
些細な一言をネガティブに捉えてしまうなど、ストレスを溜めやすくなってしまいます。
2、努力や改善をしない
自分の欠点を指摘されると「そんなはずない!」と現実逃避したり、「もうダメだ」と過度に落ち込んだりするのも硬直マインドセットの特徴です。
そのため、だらける、不貞腐れる、など破壊的な行動をとりがち。
成長しないばかりか、更に悪い方向へと自らを陥れる場合もあります。
3、人間関係で失敗しやすい
「他人より自分が優れている」ということを示さないと自分を保てないので、所謂「イヤな奴」になりがちです。
無意識のうちに他人を馬鹿にする発言をしたり、自慢ばかりしたりして、人間関係にトラブルを抱えがち。
この辺からもストレスを抱え、悪循環です。
挫折への道
1.ストレス 2.自堕落 3.人間関係 などを原因に、挫折への道が始まります。
考えてみてください。
いつもイライラしていて、努力もせず文句ばかり、人間関係に問題を抱えている人が、仕事が出来るとは思えませんよね?
これが、硬直マインドセットが引き起こす仕事で挫折する原因です。
高学歴から仕事で挫折するまで
って言ってもわかりにくいと思うので、自分の経緯を晒します。(※硬直マインドセットによる考え・行動に赤ラインを引きました。)
大学で落ちこぼれを体験
今から考えると、私が硬直マインドセットに変わったのは大学に入学した頃です。
日本全国から集まってきた秀才たちに囲まれた時、途端に自分が「バカ」だと思い始めました。
高校までの数学・物理は出来たけど、大学レベルは自分には無理だったんだと…。
そこで自分がとった行動がこちら。
「バイトと部活で予定を埋める」→「忙しいから勉強できない」という言い訳作りです。(もちろん、当時は言い訳とは思っていません。)
ますます講義はわからなくなるなので、さらに自分が「バカ」だと思いました。
そこで、自分は「研究者には向いていない」と判断し、ほぼ全員が大学院へ進学する大学にも関わらず就職を選びました。
仕事で挫折
入社して半年は、仕事に必要な資格を取るための講義&テストが主の研修でした。
ここでは同期の中でもトップクラスの成績を残し、自信を取り戻します。
しかし、配属後の営業成績は低迷し、1年目は昇進できませんでした。
自信をなくしつつ「配属先の運がなかった」と思い自分を保ちます。
その後、営業成績は回復したものの、人間関係でも問題を抱えたこと、更に仕事に意義を見出せず、ストレスフルに。
仕事をサボるなど現実逃避をしつつ、他にやりたいことを見つけ、退職に至りました。
お恥ずかしい限りですが、こらが私の硬直マインドセットによる失敗談です。
失敗を子育てに活かす
息子がこのような失敗をしないように、今から気をつけたいと思うことが2つあります。
1. プロセスを褒める。
結果や才能を褒められると「硬直マインドセット」に、プロセスを褒められると「しなやかマインドセット」になりやすいからです。
- 結果や才能を褒めるNGワード
- 「天才!」「すごいね!」「才能があるね!」「頭良いね!」
- 積極的に使いたいワード
- 「頑張ったね!」「チャレンジできたね!」「たくさん練習したもんね!」
子どもを褒めるとき、「できたね!すごい!」と反射的に言ってしまうこともありますよね。
そんな時私は、「たくさん練習したもんね」などの言葉を添えるようにしています。
最近、1歳2ヶ月の息子が急にスタスタ歩けるようになりました。
「すごい!」と反射的に言ってしまいますが、「たくさんチャレンジしたもんね」と添えるように心がけています。
2. 自分が努力している姿を見せる
「人は何歳になっても、学び続け、成長できる」ということを示すのが狙いです。
私の中で「大学さえ良いところに入れたら、その後の人生はどうにかなるのだろう…」という考えが少なからずあったように思います。
だからこそ、大学入学と共に、コチコチの硬直マインドセットに陥ったのです。
大学生になっても、社会人になっても、何歳になっても成長しようと息子が思えるように、1番身近な自分が努力と成長をし続けたいと思います。
まとめ
大学入学までは順風満帆だった私が、仕事で挫折した原因を考察していきました。
硬直マインドセットは、努力しない人間を作り出すだけでなく、本人もストレスフルになり、辛いものです。
幸い、マインドセットは変えることができますので、興味がある方はこちらをぜひお読みください。
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