こんにちは!リケジョママです。
巷では色んな子育て法が言われているけど、「結局、我が子にどんな風に接するのがいいの〜?」という疑問は常にあったんですが、そんな疑問に答えてくれそうな本『「賢い子」に育てる究極のコツ』を図書館で見つけたので読んでみました!
この本では、16万人の脳MRIを見てきた瀧 靖之 医師が、「賢くなる子」と「伸び悩む子」の違いを分析、どうしたら賢い子になるか?親ができる働きかけ方を知ることができます。
オススメ度 ★★★★☆ 何才のママパパにオススメ? 1〜3才 ページ数 223ページ
著者の瀧 靖之 医師ってどんな人?
著者の瀧 靖之 氏のプロフィール を紹介します。
瀧 靖之(たき やすゆき) ・東北大学加齢医学研究所 教授 ・医師、医学博士 ・一児の父 ・専門は「脳の発達や加齢のメカニズム」 ・ベストセラー本『生涯健康脳』(10万分を突破)などの著者
脳画像(MRI)データを使って、「どのような生活習慣が、脳にどんな影響を与えるのか?」を研究している研究者のようです。
お恥ずかしながら、お名前は覚えていなかったのですが、この方が研究のために作成した「日本人のMRI画像と生活習慣に関するデータベース」のことは理系の端くれである私でも聞いたことがありました。
内容をざっくり紹介!
目次は下記の通りです。
はじめに 1章 「好きなこと」で頭がよくなる!「脳を育てる」子育て法 2章 子供がぐんぐん賢くなる「3つの秘密道具」 3章 芸術・語学・運動能力・・・才能とセンスは「始める時期」で決まる 4章 心も体も脳も!一生の健康を作る「親の役割」 5章 脳が勝手に成長スピードを上げる!おすすめ生活習慣 おわりに
16万人以上のMRI画像からわかったことは、子どもが賢く育つには、「好奇心」を潰さず育ててあげること。そのために与えたい3つの道具とその活用方法、子どもに興味をもってもらえなかった場合に興味をもってもらうためのコツまで1章と2章で紹介されています。
3章では、何才のころ、何を与えるのが脳の発達から考えると効果的かを具体的に解説。4章では、実際に瀧 氏が親御さんから受けた質問などに答えてくれます。5章は、睡眠や食事、運動、ゲームとどう付き合うのかについて触れています。
ここがタメになった!
①子どもに与えたい3つの道具が具体的で参考になる!
好奇心を伸ばすには、図鑑が良いそう。図鑑を読むなかで、文字や学校の勉強の土台になる知識を自然と身につけられるとのこと。
そして、次に行うことは、図鑑で興味をもった分野に関連する道具を授けてあげること。虫好きには「虫取り網」、電車好きなら「時刻表」、星好きなら「望遠鏡」など。
3つ目の秘密道具は「楽器」。3歳くらいは言葉の発達時期にあたるそう。言葉を司る領域は音を司る脳の領域とほぼ重なっているため、音楽を習うことで言葉の発達も促されるんだとか。
器用な手先も3〜5歳くらいで身に付くものだそう。なので、この時期に指を細かく動かす楽器の習い事(ピアノなど)は脳の発達から考えるととっても理にかなっているそうです。
②何才ごろ、何を心掛けたら良いのかわかる!
脳の聴覚や視覚は生まれた瞬間から急速に発達するので、絵本や図鑑の読み聞かせ・音楽に触れさせるのは0歳から。3〜5歳は手先の器用さ、10歳は言語の発達、思春期はコミュニケーション能力を磨くチャンスとのこと。
脳の発達の順序に合わせて、どの時期にどんなことを意識したら良いのかが明確になります。
③親の働きかけ方が具体的で参考になる!
「図鑑や楽器に子どもが興味をもってくれない」「子どもからの「なぜ?」「どうして?」攻撃に応えきれない・・・」「ゲームばかりで勉強をやってくれない」など、子育てあるあるの悩みに対する筆者のアドバイスがとても参考になります。
気をつけなければならないと思ったのは、親が子どもの限界を決めてはいけないということ。「あなたにはまだ早い」などと制限をかけることは、子どもの好奇心・成長を潰してしまうことになるのでご法度。
こんな人にオススメ
1〜3歳のママパパにオススメです!何故かというと、3〜4歳ごろになると好き・嫌いの判断を自分でするようになるそうなんです。
なので、3歳以上のママパパさんがこの本を読んで「じゃあ、図鑑を買おう!」と思っても、子どもが興味を持ってくれない可能性もあります。(本の中では、そんなケースの対処法も書かれていますのでご安心を。)
なので、スムーズに筆者のアドバイスを子育てに取り入れていくには、1〜3歳くらいが最適だと思いました!
ちなみに、筆者は「はじめてのずかん」など知育本も出版しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
コメント
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