1歳10か月になっても発語も指差しもしない・・・。
息子くん、もしかして発達障害かな??
1歳10ヶ月で「バイバイ」しか言えなかった息子。発語はおろか、「ブーブーどれ?」と聞いても、指差ししたこともありませんでした。
当時の私は「1歳10ヶ月 発語なし」と検索しては、”発達障害ではないか”と心配していました。
そんな私が意を決して「発達相談に行った話」、「その後の息子の成長」についてシェアさせて頂きます。
今、発語や指差しをしなくて心配しているパパママの参考になったら嬉しいです^^
発達相談を受けるきっかけ
1歳半検診で
「積み木が2個以上積めるか」「指差しをするか」を試される1歳半検診。
積み木の課題は難なくクリアしたものの、指差しに関しては全くの無反応で押し通した息子くん。
小児科医師の診察時には、「言葉は個人差があるから、まだ心配しなくていい。」と言われました。
しかし、その後の保健師さんとの面談では、『「1歳半で指差し」「2歳児で2語文を喋っているのが普通」であり、それより遅れている場合、2歳児検診を受けましょう』と強く勧められました。
この時の保健師さんの言い方がキツくて、凹みました… 。
実はこの時、第二子を妊娠していた私。2歳児検診の日程は、遠方の実家へ帰省していて受けることができません。
そこで「2才で2語文を喋っていなかったら市へ電話すること」と約束させられ、1歳半検診は帰宅することになりました。
里帰り前に相談することに
里帰りが迫ってきた1歳10ヶ月になっても全く単語が増えなかった息子くんを見て、どんどん心配になってきた私。
とてもではないが、2歳の時に2語文を喋るようになるとは思えなかったので、一足早く「子どもの発達相談室」へ電話をかけてみました。
ドキドキしてかけた電話で息子の様子を聞かれた結果、「面談をした方がいい」ということになり、後日、発達相談へ行くことになりました。
自治体によって異なると思いますが、私の住んでいる地域では、電話で聞き取りをして「あやしい」となった子だけ、実際に発達相談に出向くという流れでした。
発達相談って何するの?
相談にのってくれる人は誰?
一口に発達相談といっても、相談内容によって相談にのってくれる人が異なるようでした。
私の場合、主に「言葉の遅れ」に関して、その他にも「落ち着きのなさ」や「目が合わない時がある」などを相談したところ、保健師さんが相談にのってくれました。
発達相談で聞かれることは?
発達相談では、事前に記入した問診票に従って普段の息子の様子について聞かれました。これまでの発育歴(何ヶ月の頃、何が出来るようになったか)など1才半検診の問診票と同じような内容です。
その間、息子は出してくれたおもちゃ(プラレールが出てきて電車好きの息子は大興奮!)で遊ばせてもらっていました。
ちなみに、相談している間の子どもの様子も重要な所見だそうです。保健師さん曰く、主に下記のようなことを見ているとか。
- 発達相談でチェックしていること
- ☑︎落ち着きがあるか(部屋を勝手に出ていこうとしないかどうか等)
☑︎癇癪を起こさないか(泣き喚いて相談どころではなくなる場合もあるとのこと)
☑︎こちらの言うことを理解しているか
☑︎目が合うか
保健師さんが息子くんへした質問は主に1つだけ。
○○くん、持っているおもちゃ、ください。
この時の息子の反応は、無言で保健師さんの手を押し除け、プラレールを身体の後ろへ隠すようにして拒否していました・・・トホホ。
発達相談をした結果
保健師さんの「ください」と言う要求には答えられなかった息子くんですが、「3才まで様子見で大丈夫」とお墨付きを頂きました。
発達相談中も発語ゼロ、指差しゼロなのに”大丈夫”と言われた理由は下記の通りです。
理由①:大人の言うことを理解している。
「ください」という保健師さんの要望には答えられなかった息子ですが、無言でも手を押し除けて「イヤ」と言う意思表示をしていました。
また、保健師さんと私が話している間、息子が行ってはいけないカーテンの裏へ行こうとしてしまったことがありました。
そっち行っちゃダメ!お母さんが見えるところにいて!!
と注意したところ、カーテン裏からニヤニヤしながらこちらを見てきて、しばらくするとカーテンから出てきた息子くん。
これらの様子を見て、「大人の言うことは理解している」という判断になりました。「言葉を理解しているか」が重要であって、実際に指示に従うかは別問題だそうです。
お子さんが言うことを聞かなくても、理解している様子だったら大丈夫!
理由②:落ち着きがある
発達相談に行くまで、息子のことを「落ち着きがない」と思っていた私。
というのも、未就園児教室などで絵本や歌の時間に同学年の子達は座っていられるのに、息子はウロウロしてじっと座っていられなかったのです。
その点も相談しましたが、『”落ち着きない子”というのはレベルが違う落ち着きのなさがある』と教えてくださいました。
発達相談中、同じ部屋で遊んでいられる息子は”1才10ヶ月の男の子として普通レベルの落ち着きのなさ”という判断でした。
カーテン裏へ行こうとしたり、簡易ベッドに靴のまま上がったり、私からすると十分落ち着きがないと思いましたが、落ち着きがない子はそんなレベルではない、とのこと。
理由③:他人とやり取りしようとする意欲がある
無言のやり取りですが、「ください」と言った保健師さんに「イヤ」という意思表示を示せたことから、他人とやり取りしようとする意欲がある、という判断になりました。
また、その後「お母さんにはどうぞ出来る?」という声かけをしたところ、オモチャを私に渡してくれた息子くん。
初めて会った保健師さんと、心を許している私に対して態度が異なる、というのも、他の人と関わろうとするからできることであり、重要な所見だそうです。
発達相談に行ってみて
発達相談に行く前は、どんなことをするのか、なんて言われるのか、ドキドキしていた私ですが、今では「相談してみて良かった!」と心の底から思っています。
アドバイスをもらえる
普段の声かけの仕方のアドバイスを頂け、早速子育てに活かすことができました。
また、相談中に私がプラレールで遊んでいる息子に「新幹線びゅんびゅん!いいね〜!」と声かけをしたところ、「今みたいに声かけすると良いですよ^^」と褒めてくださり、嬉しくなりました^^
擬態語・擬音語は頭に入りやすいから、声かけする時使ってあげてね。
行政のサポート施設を教えてくれた
発達に心配がある親子のための遊び場を教えてもらうことができました!
親子で遊びながら、子育ての相談やアドバイスを頂ける施設のようです。無料で利用でき、自然に遊んでいる姿を見ながらプロからアドバイスをもらえるのは魅力的ですよね^^
実際には、コロナの影響で利用することが出来なかったのが残念・・・;;
安心感を与えてくれた
ネットで”発達障害”と検索すると、「これも、あれも当てはまるかも・・・!」とどんどん心配になってしまうもの。
息子は、1人目の子どもだったこともあり、1才10ヶ月の男の子として”普通レベル”の落ち着きのなさなのか、”発達障害レベル”の落ち着きのなさなのか、判断できませんでした。
実際に遊んでいる姿を見てもらって、「大丈夫!」と言ってもらい本当に安心しました。
ネットで検索するとどんどん心配になるもの。
あまり必要以上に見ない方が良いよ!
2歳2ヶ月の現在
現在、2才2ヶ月になりましたが、今ある発語は「ぢょーじょ(どうぞ)」「ちょーあ(ちょーだい)」「バーバイ(バイバイ)」「バッバー(いただきます・ごちそうさま)」など、まだまだお喋りは苦手です。
しかし、お友達や祖父母・おじおばと自分から関わろうとし、楽しそうに遊ぶ姿が見られるため、ただ単に「言葉が遅いだけなのかなぁ」と気長に待つことにしています。
それも、発達相談へ行って「大丈夫」とお墨付きをもらえたおかげ。相談に行っていなかったら、今も「発達に問題があるのでは!?」と心配になっていたと思います。
また、もし発達に問題があるという判定でも、早めにわかることで必要なサポートを受けられるというメリットもあります。
ですので、今悩んでいるママパパさんは、ぜひ勇気を出してプロに相談してみることをオススメします^^
(追記)3才になって
2才11ヶ月で急に「とって」や「せんせい」など喋れる単語が増えました。
軽度のASDと診断されていますが、幼稚園生活でも今のところ困りごとはなく、楽しく通っています。
もう少し詳しい成長記録をご覧になりたい方は、noteに書いていますので、ぜひこちらをご覧ください。
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