こんにちは!
「赤ちゃんのための補完食入門」を読んでから、1歳の息子の鉄不足が気になっているリケジョママ(@rikejomama)です。
>>補完食って何?と思った方はこちら
「鉄分不足にならないように気をつけなくてはいけない」と聞いても、「なぜ?」と疑問が残りますよね。
様々な研究が根拠となっていますが、今回は赤ちゃん期の鉄分不足は取り返しがつかないから」という理由をクローズアップして、根拠となる研究をご紹介します!
赤ちゃん期に鉄分不足に注意が必要な理由
何故、赤ちゃん期の鉄分不足に気をつけないといけないのか、という話なんですが、
という説明をなされることが多いです。
これはまさしくその通りなんですが、さらに深掘りしていくと、
赤ちゃん期の鉄分不足は「覆水盆に返らず」でして、取り返しがつかない脳への悪影響があるからなんですね。
この辺まで深掘りして書いてある資料が少ないように感じたので、ご紹介させてください。
赤ちゃんの鉄分不足は脳の発達に悪影響がある
そもそも、以前から赤ちゃん期の鉄不足は脳の発達に悪影響があるということが知られていまして、
などの症状が出る(1)と言われています。
鉄分不足によって、このような症状が出るのであれば、鉄分をしっかり摂取すれば、悪影響もなくなるんじゃない?
そう思うよね!けど、実はそうではないみたい。それを明らかにした研究があるから紹介するね。
赤ちゃん期の鉄分不足は成長後まで影響がある
ミシガン大学の研究(2)ではまず、発達や成長に遅れのない健康な1歳児を2つのグループに分けました。
・鉄分をしっかり摂れていた子
・慢性的に鉄分不足になっていた子※
※鉄分不足により貧血を起こしていた子と、貧血にはなっていなかったけど鉄剤補充をしても鉄分量が回復しなかった子
その上で、この子たちが19歳になった時に能力をテストすると、下記のことがわかったんだそうです。
- 鉄分不足だった赤ちゃんと
そうでない赤ちゃんの成長後 - ◆数字とひらがなを規則通りに線で繋ぐテストでは、鉄分不足だった子の方がミスが多かった。
◆鉄分不足だった子の方が、パズルを解くのに時間がかかった。
◆鉄分不足だった子の方が、先を見通してパズルを解くのが苦手だった。
(行き当たりばったりの手法でパズルを解く傾向にあった。)
赤ちゃんの頃に鉄分不足がわかり、しっかり治療した後、19歳の時には4人を除いて鉄分不足ではなかった、とのことです。
つまり、これらの影響が赤ちゃんの時の鉄分不足に起因する、ということがわかりますね。
この結果から、特に2歳までは鉄分が不足しないようにすることが重要だと研究者は結論づけているよ!
まとめ【赤ちゃん期の鉄分不足は受験期まで影響がある】
19歳といえば、大学生ですよね。
それまで影響があるのであれば、赤ちゃん期の鉄分不足は中学受験・高校受験・大学受験まで影響する可能性があるということです。
また、この研究はそれ以降の追跡調査をしていないのでわかりませんが、その後も影響し続けるのかもしれません・・・。
筋道たてて考える力、判断する能力などが、赤ちゃん期の鉄分が不足するだけで、一生低くなる可能性があると思うと恐ろしい;;
こちらの小児科クリニックのホームページによると、日本でも母乳で育てている子の1/3は、生後7ヶ月時点で貧血状態だとか。
ちなみに、我が家は血液検査をしていないので、息子が貧血かどうかはわかりませんが、私が用意した離乳食だと明らかに鉄分が足りていない、ということがわかって焦りました。
こうした知識を持ち合わせないまま離乳食を始めてしまって後悔しています。
そういうわけで、絶賛、離乳食作り中のパパママは、鉄分が強化されているおやつやベビーフードを選ぶのがオススメです。
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