どうも、リケジョママです!
今回は、「0歳からの読み聞かせが小学校の成績と関連するのか?」
を調べた面白い研究を発見したので紹介します。
結果からお伝えすると、0歳からの読み聞かせは、下記のような効果が期待できることがわかりました。
☑︎小学校の成績が良い
☑︎早く1人で絵本を読めるようになる
☑︎読書や学習が好きになる
研究の概要をかいつまんで紹介
【対象】
熊本市内の小学校6校の児童386人
【調査方法】
(1)アンケート調査
☑︎本の読み聞かせに関する経歴
☑︎読書・学習の好き嫌い
(2)担任による学業成績の評価(ABCの3段階)
続いて、結果を1つずつご紹介します!
小学校の成績が良い
読み聞かせを開始した年齢が0歳の子と、1歳以上の子で小学校の成績(良い成績からABCの3段階に分ける)の分布を比較したグラフがこちら↓
0歳から読み聞かせをしてもらった子の51.8%(110人/212人)がA評価をもらっている一方、読み聞かせ開始年齢が1歳以上になると、A評価をもらった子はわずか25.3%(44人/174人)になります。
明らかに、0歳児から読み聞かせをしてもらってる子の方が良い成績を収めている傾向があることがわかりますね。
1人で本を読めるようになるのが早い
1人で本を読めるようになった年齢の分布はこちら↓
3歳までに1人読みができたパーセンテージは、下記の通り。
・0歳から読み聞かせをしてもらっていた子 → 32.9%
・1歳から読み聞かせをしてもらっていた子 → 19.8%
3歳までに1人読みができた割合は、13%ほど0歳からの子の方が高いという結果になりました。
読書や勉強を好きになる
こちらもグラフが示す通り。0歳から読み聞かせをしてもらっている子は、相対的に読書や学習が好きであることがわかります。
リケジョママの勝手な感想
この研究を拝見して、「うん、やっぱり0歳からの読み聞かせって意味あるよね!」と単純に思いました。
ただ、研究の限界もあるなぁと思ったので、少し詳しくお伝えします。
遺伝や他の要因もある
今回の研究は因果関係を調べたものではなく、相関関係が示されたに過ぎない、ということに注意をしなければなりません。
0歳から読み聞かせしたら必ず小学校の成績が良くなったり、読書や学習を好きになるかというと、そうではありません。
0歳から読み聞かせをするような親は、その他の働きかけも多くしているため、小学校の成績が良くなっているのかもしれないのです。
ま、一言で言えば遺伝や他の要因の影響も大きいんじゃないかな?と思ったのです。
子供は裏切るもの!?
我が家では生後1ヶ月半から読み聞かせをしていますが、成績も悪ければ読書も嫌い、勉強も嫌い、なんて子に育つ可能性もあると思ってます。
我が家の場合、読み聞かせは親の趣味です!笑
単純に私が絵本を好きだから、絵本を読むと息子が泣き止んで”私が”楽だから読んでいる感じ。
「子供のために」とは思わないことで、いざ読書嫌い・勉強嫌いに育っても「そっかそっか、君はそういう子なんだね、じゃあ、他に好きなこと、得意なことを見つけよう!」と切り替えやすいかなぁと。
実際、私の兄は赤ちゃんの頃から読み聞かせをしてもらっていたようですが、立派な活字嫌いに育ちました笑
子供なんてそういうもの。持って生まれた得手不得手があるので、「これをしたから、絶対こうなる!」なんて魔法の子育て論はないと思ってます。
親が楽しいと子供も楽しい!
結局お伝えしたいのは、「絵本の読み聞かせは苦痛だけど、子供のために頑張ってやる!」というのは、あんまり意味がないのではないかなぁ?ということです。
「絵本嫌いだけど…でも、読まないといけないかなぁ?」と心配になってこのページを訪れた方は、無理せず、読み聞かせは幼稚園・保育園の先生にお任せーでも良いのではないでしょうか?
絵本が好きなら読み聞かせをすればよし!
歌が好きなら、歌って過ごせばよし!
踊りが好なら、踊って過ごせばよし!
きっと親が楽しかったら、赤ちゃんも楽しいはず!そういう時間を大切にしながら育児をしていきたいですね!
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